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光のある夢 夢は現実

2011年10月04日 00:09

「早く

その殻を破りなさい」



小さな卵の

小さな小さな窓から

光は射して


恐る恐る

少年は

外の世界を見ていました


そこには

暗闇と

温かい光の中に一人のピアニスト

そして

オーケストラ


暗闇からは

様々な声がただただ静かに流れて

その視線は

光の中へと注がれています


ひとつの世界が

紡がれ始めました


一人のピアニストの

両の手が

指の一本一本が

世界を

オーケストラのそれぞれが

あらゆる楽器が

世界を

一本の棒が

世界を

語り

描き

呼吸をして

世界を

丁寧に

ときに激しく

ときに優美に

ときに悲しげに

ときに勇ましく

織り上げてゆきました。


少年は

見たもの

聴いたもの

感じたもの

その全身で受け止めたものすべて

そのすべてに名前があること

そのすべてにいのちがあること

そのすべてに答えがあること

そのすべてに意味があること

そのすべてが必要なこと

そのすべてが世界であることに

まず

驚きました

初めて受け取った世界に

彼は虜になってしまいました

いたく感銘を受け

憧れを覚え

光の中

そして暗闇

すべてのものが光に感じられて仕方がありませんでした



憧れは

憧れのままにしてはいけない

夢は

全てが現実になり得る

それをまだ彼は


知らずにいるのでした




「殻を早く破りなさい」


「次は」



「あなたの世界ですよ」
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