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Ydalirの物語

2007年04月24日 19:17

このイチイの木の谷、ユーダリルにもようやく春風が届くようになりました。

まだ時々雪が降るのですけどね。

こんにちは!

ボクはこの谷に住む栗鼠です。

ここに来る前に住んでいた場所では、悪戯栗鼠とかラタトスクって呼ばれていました。

前に住んでいたところは、全ての世界に通じるほど巨大な世界樹、ユグドラシルという場所でした。

ボクはそこで、世界樹の頂にいる風の司である鷹と、

樹の根っこの先、最も深い部分にいる悪い竜との間を行ったり来たりして

仲が悪い両者の、悪口を運ぶことを生業にしていたんだ!

それが物心ついた頃からの、ボクの「役割」だったんだ。

神様が創った、ボクの存在するただ一つの意味!

でもある時、とても大きな事件が起きたんだ・・・

世界は破壊者の炎によって焼かれ、

みんないなくなってしまった・・・。

住みかも・・・ユグドラシルも、その火に焼かれて、折れてしまったんだよ。

完全に何もない世界になった。

目は、まるで目蓋を閉じている時のように真っ暗で、何も見えなかったんだ。

淋しかった・・・暗くて、寒くて・・・。

何より、一人ぼっちだったんだ。

生きているのかどうかさえもわからなかったよ。

でも、ある時、それは突然やってきた。

視界が急に真っ白になったんだ!

光。まばゆい光が、世界を照らしたかと思うと

次の瞬間には、目の前に地平線の彼方まで続くお花畑が広がったんだ!

そして、その中心には世界樹くらい大きな

とても大きなサクラの樹が咲いていた!

近くに行ってみると、そこだけ違う世界にいるような気分になった・・・なんか、不思議な感覚・・・

眠い・・・落ちる・・・

崖から突き落とされたような気分。桜吹雪と共に、ボクは意識を失った。。








目が覚めたら、ここにいたというわけだよ。

ここにはもともと、一人の神様が住んでいた。

スキーと戦の守り神、ウル様だ。

ウル様は、弓術とスキーにとても長けていて、

ボクもスキーをいっぱい教えてもらったんだー!

上手くならなかったけどねぇ・・・

ウル様は、とても優しくて若い神様で、

ボクをとてもかわいがってくれた。

でも、今は旅に出てしまっているから、ボクが留守番しているんだ。

このユーダリルに生きているイチイの木っていうのは

弓の材料になるんだって、教えてくれたのも、ウル様だったんだ!

ウル様は、旅立ちの時、ボクが一人では淋しいだろうって

友達を連れてきてくれたよ!

ボクは谷にいる小鳥や妖精さんたちがいるから淋しくないケド

ウル様みたいな、家族が欲しかったんだ。

ボクの家族。ウル様、ボク、そして、ティル

ティルは「ヒト」っていう動物の言葉を勉強中の、白いネコ。

でも、3つの魂を持っているんだ!

一つは、「チキュー」っていう世界の人で、悪戯好きのトリックスター、ティル・オイレンシュピーゲル。

一つは、異世界の王国の水使いの王女様、心配性のクレア・ティル・ヴァルカロール。

そして、もう一つは、約束の地という場所で孤児院を経営している少年、心優しいテイル司祭。

・・・なんだって聞いたよ!

ティルはいつもお話をしてくれるんだけど、

まだコトバがうまく伝わらないんだー。

どんどん話して、仲良くなれたらいいなっ!


他にも時々、お客さんがやってくるんだよ。

その人たちは、この谷のどこかにあるっていう道から自力でやってくるか

この谷の最深部にある、世界桜からやってくるんだ。

そう、ボクもそこからやってきたんだ。

永遠に花を咲かせ続ける久遠桜。

久遠桜は、異世界への入り口になってるみたい!

今日はどんなお客さんが来てくれるかな♪

あ、そだそだ・・・あなたは、どこからやってきたんですか?ふむふむ・・・





与えられた「役割」は、世界と、住処と、みんなと一緒にどこかへ行ってしまったケド

今がとても幸せです!

こんなにもたくさん、家族がいるから♪
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コメント

  1. えん | URL | nQLoSY9o

    素敵な物語に。

    コメントの代わりに、物語のお返し♪

    http://morningpark.com/ydalir/

    感想聞かせてね!

  2. ラタトスク | URL | -

    もう・・・メチャメチャ嬉しいです!!
    コラボは、三鷹の森あたりから考えてたですが
    こんなカタチであっさり叶ってしまうとは・・・涙
    嬉や嬉や;;

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